待合い室に生けてあるお花です。
皆さんに楽しみにしていただいています。
当院では、医院での診察や検査のほかに、在宅医療にも力を入れておりますので、在宅医療について、少し説明させていただきます。
医療は受ける場所によって
の3つに分かれます。
このうち在宅医療は、患者さんの家などに出向いて診療を行います。
その在宅医療を行うためには「往診」と「訪問診療」との2つの方法があります。
ご本人やご家族の求めに応じて、意志が、必要と判断したときや、予定外(臨時)に患者さんの自宅などに赴いて行う診療が「往診」です。
医師があらかじめ診療の計画を立てて、加算の同意を得て、定期的に(たとえば1週間に1回あるいは2週間に1回など)患者さんのご自宅に赴いて行うのが、「訪問診療」です。
在宅診療を積極的に行っている医院、診療所には、在宅医療支援診療所、機能強化型在宅医療支援診療所がありますが、どちらも、訪問看護ステーションなどと協力してや24時間365日体制で、地域の在宅医療を支えるために努力しています。
このうち機能強化型在宅医療支援診療所は、3か所以上の医院の医師と協力して、365日、緊急往診や看取りや力を入れている医院で、おかはし内科医院ではこれにあてはまります。
適切に在宅医療を行うためには、医師以外にも、歯科医師、看護師、薬剤師、ケアマネジャーたちと連携することが必要です。このような考えから、2000年から介護保険制度が施行されました。
在宅医療をはじめるにあたっては、それにかかる費用のことも重要です。
自己負担額 | 内容 | |
---|---|---|
医療保険 | 約6,100円※1 | 在宅時医学管理料、訪問診療料など |
介護保険 | 600円※2 | 居宅介療養管理指導料 |
合計金額 | 約6,700円 |
※1・・・上記訪問診療費は目安ですので、診療内容によっては、注射、処置、検査、薬代が別途かかります。また、後期高齢者医療限度額適用、標準負担額減額認定証をお持ちの方場合、8000円までの負担になります。
※2・・・介護保険関連で当院でかかる費用は居宅介療養管理指導料だけです。この他に利用されている介護サービスに応じて自己負担がありますので、ケアマネジャーにお確かめください。
以上簡単に、在宅医療に関してご説明しました。
症状が進行し、通院が難しい方、入院中の方で、退院後も自宅で治療や処置が必要な方、緊急時の往診が必要になりそうな方、最期を住み慣れた家で迎えたい方たちが、訪問診療の対象になります。
不明なことやおたずねになりたいことがあれば何でもご相談ください。